ボランティアの声
U.M.さん
2016.10.08
ボランティアの声
きっかけは、一本の電話でした。勤務先のデザイン会社にある知人から、「デザインをボランティアでやってもらえない?」との電話をもらいました。「どういうことだろう。」と訝しく思っていると、知人は自分がボランティアをいるファミリーハウスの説明をしてくれました。熱心な説明に得心し、一人のデザイナーを紹介しました。その後、紹介したデザイナーの活躍を聞く機会があり、「紹介して良かった!」と思うと同時に、「自分は何もしないの?」と少しだけ思いました。
数年が過ぎ、会社を退く頃になってきて、私自身が社会に向けて何かできないかと思うようになりました。もともと、子どもが好きです。その子どもが、事故や虐待でなくなったというニュースを聞くととても悲しい気持ちになります。一方で、自分の子どもが病気になって、回復を願って一生懸命付き添っているご家族がいらっしゃる。そのご家族を支援しているファミリーハウスがある。さらに、それを助けているボランティアの人たちがいる。そのことを説明してくれた知人のことを思い出し、ファミリーハウスにボランティアを申し出たのです。
今は、ファミリーハウスで、お風呂掃除のプロを目指しています。お風呂掃除を担当したのは、長い間、デスクワークで体を動かす仕事をしていなかったので、なるべく体を動かす仕事をしたいと思ったからです。「お風呂掃除でそんなに体を動かすの?」って思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。一滴の水滴も残さないように空拭きをするファミリーハウス流の徹底したお風呂掃除は、結構な運動になります。先輩ボランティアの皆さんからは、お風呂掃除に関するたくさんのテクニックを教わりました。排水溝の臭いを素早く消す方法、お掃除棒の使い方、感染症の大敵であるカビを防ぐ方法など。今は、鏡に薄っすらと付着したカルキを取ることに挑戦中です。
利用者の方がお風呂に入られたとき、心身ともにリラックスしていただけけるように、清潔で、きれいなお風呂にできるよう、お風呂掃除のプロを目指して今後も頑張ります。